2021.07.13
新卒保育士は就職活動をどう進める?スケジュールや選考に向けてやるべきこと

こんにちは。パーソンズの大藪です。
就職活動を控える学生の中には、「新卒で保育士になりたい!」と意気込む人も多いのではないでしょうか?新卒の保育士の場合は、一般企業の就職活動とは異なったスケジュールで進むため、何をどのように準備すればいいのか不安になってしまいますよね。
その不安を取り除くためには、就職活動が始まるまでに必要なことを心得て、しっかりと準備をしておくことが大切です。今回は、新卒保育士の就職活動のスケジュールから事前準備の方法まで詳しく説明していきます。
1.一般企業とは違う保育士の就職活動
まずは、一般的な企業の就職活動と、保育業界の就職活動の違いや、それぞれの具体的なスタート時期について見ていきましょう。
保育士の就職活動は夏からスタート
一般的な企業の場合、早い段階では6月頃から選考・内定が決まってくることが多いでしょう。しかし、保育業界での就職活動はそれよりも遅く始まる傾向にあります。卒業年度の夏の終わり頃から採用活動が本格的に始まり、卒業年度の3月に内定が決まるというケースも珍しくはありません。
また、私立保育園のエントリー開始が6月頃、公立保育園の試験は9月頃からと、私立か公立かの違いによっても採用時期が異なってくるので、事前のリサーチをしっかりとしておきましょう。
保育実習と就職活動
保育実習は学校ごとに時期が異なりますが、6月から9月にかけて実施されることが多いため、その間は就職活動が制限されます。実習開始前に就職活動への事前準備を徹底することで、実習が終わってからすぐに就職活動のスタートを切ることができるでしょう。
2.選考に向けてやるべきこと
就職活動の前は選考本番が刻々と迫るにつれ、焦ったり、不安になったりするものです。そのため、事前にリサーチや分析を入念に行い、自分と向き合うことがとても重要になってきます。それでは、どのように準備をしていけばいいのかを要点に分けて解説していきます。
情報収集をする
「どんな保育士になりたいのかわからない…」といった悩みを持った人は、まず情報を収集することから始めてみましょう。さまざまな園を見ることで、自分が描く保育士の理想が見えてきます。希望に合った仕事場と出合うためにも、早めに情報収集を始めておきましょう。
- 就活イベントや園見学に参加する
合同説明会や就職フェアに参加したり、さまざまな園を見学することで、幅広い情報を入手することができます。早いところでは、3~4月に説明会や見学を受け入れる園もあるので、タイミングを逃さないように、Webサイトやパンフレットなどでリサーチをしておくのがおすすめです。説明会は園の運営や保育方針、働き方や待遇面などを直接聞ける絶好の機会。ぜひ参加して、疑問を解消しておきましょう。
- OB・OGの話を聞く
実際に現場で働いている、学校の先輩に話を聞くのもひとつの手です。不安に感じることや、わからないことを事前に聞いて、アドバイスを求めてみると解決に繋がるかもしれません。
自己分析をして、自分を知る
これは、一般的な就職活動と同じく大切なプロセスです。自身の性格や価値観を分析することで、自分のなりたい保育士像が鮮明になってくるでしょう。また、それと同時に自分が仕事場に求める条件も整理しておくと、就職してからのミスマッチを防ぐことができます。自分の得意なことや、求める雰囲気、待遇などをリストアップし、エントリーシートの作成に活かしましょう。
採用試験や面接の準備は怠らずに
自己分析をし、就活の軸が見えてきたら、いよいよ本番です。園や法人によって試験の内容はさまざまで、筆記試験や、エントリーシートをもとに面接が行われたり、グループディスカッションがあることも。しかし、当日までに自己分析を入念に行い、面接の質問対策をしておけば、焦らずに本番に挑むことができます。保育士の就職活動でも、服装はリクルートスーツが一般的。髪色は自然な色にし、清潔感のある身だしなみを心掛けましょう。
3.スケジュール管理が就職活動の鍵
保育業界の就職活動は、園によって独自の選考方法があり、また採用時期もそれぞれ異なってきます。それに加えて、保育実習が重なってくるため、保育士を志望するなら早めの行動とスケジュールの管理を徹底することが内定への鍵になるでしょう。
私立保育園のエントリーは実習中に始まることもあるため、実習が始まる前から先だって積極的に行動することで自分のなりたい保育士像を把握し、余裕を持った就職活動をできるようにしておくと安心です。
4.最後に
新卒保育士の就職活動は、保育実習から面接、採用試験など、さまざまなことを並行して行わなければならず、体力的にも精神的にも負担を感じることは少なくありません。自分を追い込まないためにも前もって準備を行うことで、保育士として園児たちとふれあい、楽しく働く未来を想像しながら、有意義に就職活動を進めていきましょう。