2021.11.17
新卒保育士は就職前に何をすべき?内定後に行う準備や身につけておきたいスキル

こんにちは、パーソンズの大藪です。
新卒保育士として保育園への就職が内定した皆さんは、いよいよ念願の保育士として働くことになります。
しっかりとさまざまな準備を済ませて、万全の状態で仕事を始めたいところ。今回は、新卒保育士が就職する前にしておきたい、内定後の準備についてご紹介します。
1.新卒保育士として働くための心構え
まず、大切なのは気持ちの面です。新卒保育士として働くための心構えを、今のうちにしっかり固めておきましょう。
- 仕事への責任感を意識する
学生時代が終わり、社会人として働き始めることになります。保育士という仕事は子どもの成長に関わる大切な仕事。これまでに勉強してきたことをおさらいして、間違いを最小限に抑えられるようにしましょう。そして、仕事に対する責任感を持つことを十分に意識しましょう。
- マナーや言葉遣いをおさらいする
学生時代のうちは、マナーや言葉遣いについて意識しなければならない場面は少ないということも。しかし、新卒保育士として就職してからは、これまでとは話し相手が大きく変わっていきます。
マナーや言葉遣いは、日常的に使っていなければなかなか身につきません。今のうちに、人との接し方や振る舞いについて勉強し、適切な行動をとれるよう心掛けておくといいですね。
- 就業時間に合わせた生活リズムを身につける
内定した保育園の就業規則を確認して、これから毎日何時に起きて、何時に寝るかを考えてシミュレーションしておきます。働き始める前から、保育士としての生活リズムに慣れておくことができれば安心です。
- 通勤経路の確認
面接や研修で、就職先の保育園に足を運んだことはあると思いますが、仕事がスタートしてからの通勤とは時間帯が異なりませんでしたか?朝の通勤時間帯、どのような経路で通勤することになるか確認しておくといいでしょう。
- 自己紹介の準備
仕事が始まって最初のうちは、何度も自己紹介の機会があります。どのようなことを話すか、いくつかレパートリーを考えておくことも準備のひとつです。
- 内定後の研修や園の行事に参加する
内定してから仕事が始まるまでの間、新卒保育士向けの研修が行われたり、保育園から行事に誘われたりすることがあります。学生のうちは学業優先で構いませんが、できる限りこうした機会には参加するようにしましょう。心の準備を整えるのに役立つはずです。
- 働く保育園のルールを確認する
内定した保育園のルールを確認して、それに合わせた準備を忘れないようにしましょう。例えば、身だしなみや始業時間など。就職が近くなってから慌てて準備するよりも、できるだけ早めに用意しておきたいポイントです。
2.新卒保育士の身だしなみや道具の準備
新卒保育士には、就職に向けた準備として買いそろえるべき道具があります。直前になって慌てて購入するのではなく、余裕を持って準備することで忘れ物を防ぐことができるはず。なお、衣類や道具については保育園によって方針が異なりますので、事前にしっかり確認しておきましょう。
- 通勤用の服装を準備する
保育園に通勤するときのファッションは、カジュアルすぎないことがポイント。通勤中に保護者と会うこともあるかもしれません。そして、保育用の服に着替えやすいこともポイントです。なお、入園式や卒園式など、タイミングによってはスーツ着用が求められる場合もあります。
- 保育士業務に相応しい身だしなみを準備する
保育士として子どもたちに接するときは、動きやすい服装に着替えます。Tシャツやトレーナー、パンツスタイル、そしてエプロンといったスタイルが定番ですが、保育園によって指定される場合もありますので、あらかじめ確認しておきましょう。また、靴についてもスニーカーのような運動しやすい靴を下履きとして使い、それとは別に上履きが必要になることも多いようです。
- 新卒保育士が用意しておきたい道具
仕事で使う道具のなかには、保育園で用意してくれるものもありますが、一方で自ら用意しなければいけないものもあります。例えば、ペンやメモ帳などの筆記具、スタンプ印、ハンカチやティッシュなどです。
3.新卒保育士が身につけておきたいスキル
さて、心の準備や衣類・道具の準備が済んだら、最後に技術的な準備です。これまで勉強や練習してきたことを、プロの保育士として実践することになるため、おさらいの意味も込めてしっかりと準備しておきましょう。
- ピアノや簡単な遊びの練習
ピアノを弾いたり、子どもと一緒に遊んだり。保育士の仕事には、事務仕事とは違うスキルが求められます。仕事が始まるまでに、念のためおさらいで練習しておきましょう。
- 子どもと接する機会を増やす(ボランティア活動など)
普段の生活に子どもと接する機会がないのなら、仕事が始まるまでの期間、積極的に子どもと接する機会を作ると、自分に何が不足しているか気がつけるかもしれません。ボランティア活動などで子どもに接する機会を作ってはいかがでしょう。
- 工作の練習
保育士は、制作物を作る機会が多い職業です。こうした作業が苦手な人は、良い機会ですから練習しておきましょう。例えば、折り紙のレパートリーを増やしておくと、仕事で活躍しそうですね。
- 読み聞かせの練習
絵本を読み聞かせるときの声やトーンについて、改めておさらいしておきましょう。身近や親類に子どもがいれば、その子に読み聞かせてみるなど、実践形式で練習する方法がおすすめです。
- 仕事内容のイメージトレーニング
まだ仕事が始まっていないので難しいかも知れませんが、どんな仕事内容になるか、1日の流れをイメージするだけでも心の準備が整うものです。ただし、先入観が固まってしまうのは問題です。いろいろなパターンでイメージトレーニングをするようにしましょう。
4.最後に
今回は、新卒保育士としてスタートを切る前に必要な準備について、お話しました。
働き始めてから「あのとき、これをやっておけば良かった」と後悔しないように、保育学生である今のうちに、できる準備はしっかりと済ませておきましょう。