2021.10.06
就活に悩む新卒保育士へ。スタートが出遅れたときの対策や不安要素をなくすためには?

こんにちは、パーソンズの大藪です。
新卒保育士の皆さんにとって、就職活動は人生の大きなターニングポイントです。なかには就職活動がスムーズに進まず、「出遅れてしまった」と悩む人もいるでしょう。今回は、そうした就職活動に悩む新卒保育士に向けたアドバイスをお伝えします。ぜひ参考にしてみてくださいね。
1.新卒保育士の就職活動がスムーズに進まない原因
新卒保育士として就職活動を始めたものの、なかなかスムーズにいかないと感じている場合、まずはその原因を考えてみましょう。
就職活動が上手くいかない原因とは?
- 面接での自己アピールが不足している
就職活動の難関ともいえる面接。職種を問わず、誰もが緊張してしまうものですが、ここでは面接官側が「何を見極めようとしているのか」をしっかりと考えることが大切です。
保育園の面接官は、あなたが立派な保育士になることを期待し、成長した未来の姿を見据えています。しっかりと自分の言葉で、保育士として目指すことや心掛けたいことをアピールしましょう。また、面接時には服装や身だしなみを整えることも重要ですよ。
- 自己分析ができていない
保育士は、園児を日頃から観察して、誰よりも理解するべき立場にあります。その前に、まずは自分自身のことについて正しく把握できていますか?自らを理解したうえで、長所や志望動機について、自分の言葉で話せるように準備することが重要です。
就職活動の面接では、自己PRを求められるシーンがあるはずです。自己分析をしっかりと行い、保育士として将来の目標や、保育園で働く自分の姿を明確にイメージしながら話すことで、いい印象を与えることができるはずです。
- 応募数が極端に少ない
勤務地や雰囲気、労働条件など、さまざまな理由から就職したい保育園がすでに決まっている人もいるでしょう。しかし、1か所に絞るなど応募数が極端に少ない場合、就職活動そのものに不慣れな状態が続いてしまいます。面接は経験を重ねるごとに慣れていき、だんだんスムーズに話せるようになっていくもの。経験を積むためにも、複数の保育園に応募してみるといいでしょう。
2.新卒保育士の就職活動をよりよくする方法
就職活動がスムーズに進まず、出遅れてしまった…。その原因が分かったら、対策を万全に。次のようなことを試しながら、焦らずに内定を目指しましょう。
就職活動に向けた対策とは?
- 就職活動を他者と一緒に振り返ってみる
友人や先輩などと就職活動の様子を振り返ってみましょう。自分では気づけなかったことでも、第三者の視点から気づけることがあるかもしれません。謙虚に他人の意見を聞くという姿勢も重要です。
- 自己分析をやり直す
自分にはどんな長所があるのか、どんな保育士になりたいのか、自己分析をやり直してみましょう。そして就職活動での経験を振り返り、本当の自分を見つめ直す機会にします。自己分析ができていれば、「自分はどんな長所を持った保育士であるか」「どんな職場で働きたいのか」といったビジョンが鮮明に見えてくるでしょう。
- 応募する保育園のことを調べる
求人票に書かれていることはもちろん、保育園のホームページやパンフレットなどに書かれていることをしっかりと調べておきましょう。そのうえで、自分の志望動機などに関連付けられるものがあれば、その点を面接でPRするべきです。
なお面接で質問をする機会に、ホームページに書いてある『調べれば分かること』を尋ねてしまうと、「本当に興味があるのかな?」と感じさせる原因になることも。ひと通り調べたうえで、気になったことを洗い出してみるといいでしょう。
- 面接の練習を重ねる
初めての就職活動で、面接に慣れていないのは当然のことです。友人や先生などに協力してもらい、積極的に面接の練習をするといいでしょう。
また、面接を終えるたびに自分で振り返ることも大切です。「何ができて、何ができなかったのか」を分析することで、練習の内容にも生かせるはずですよ。
3.新卒保育士が試したい就職活動の不安をなくすコツ
就職活動を続けていると、周りの友人が内定を決めるたびに、不安が募ってしまうもの。ある程度の危機感は必要ですが、不安をそのままにしておくと、やがて自分に自信がなくなり、ずるずると悪い方向に進んでしまうかもしれません。ネガティブ思考にならないよう、就職活動中は心のケアが重要です。
不安をなくすためのコツとは?
- 気分転換をする
就職活動にはエネルギーが必要です。そして、そのエネルギーはあなた自身が生み出すもの。つらいことばかり続けていると、気持ちがすり減ってしまいます。
適度なタイミングで趣味に没頭するなど、気分転換する機会を作り、「また就職活動を頑張ろう」という気持ちを育みましょう。気持ちが前向きになれば、意外とすんなり上手くいくことだってあるかもしれません。
- 友人や家族など第三者に相談する
悩みや不安を自分ひとりで抱え込まず、周囲の親しい人に相談してみてはいかがでしょう。自分で気づけなかったことを教えてもらえたり、アドバイスをしてもらえたりすることもあります。
また、話すだけでも気分がずっと楽になるはず。親しい人に話しにくい場合は、就職関連のキャリアカウンセラーに相談する方法も試してみてくださいね。
- 自分に自信をつける
これまでの就職活動が上手くいっていないのなら、今からでも知識や技術を磨くことが解決に繋がるかもしれません。そうして自分を磨くことで自信がつき、その後の就職活動が見違えるように変わることもあるでしょう。
- 基本に立ち返る
就職活動の基本的な流れを改めて見直してみましょう。うっかりミスをなくすことができますし、心の整理にも役立てられるはず。応募書類を作り直したり、面接の練習をしたり。基本に立ち返ることで、気持ちもリフレッシュできるはずです。
4.最後に
保育士に限らず、就職活動がスムーズに進まないときは誰しも不安を感じるもの。焦ることなく、今の自分にできることをしっかりと見極めて、前向きな気持ちでベストを尽くしましょう。不安や悩みを乗り越えて就職活動を終えたその先に、保育園で明るく元気に働く未来が待っているに違いありません。