2021.11.04
保育園へ初めて出勤したときの正しい挨拶とは?新卒保育士が心がけたいポイントを紹介

こんにちは、パーソンズの大藪です。
保育園への就職が決まり、いよいよ緊張の初出勤。初めての出勤では自己紹介を兼ねた挨拶をする機会が多いですが、準備はしっかりとできていますか?
保育士にとって初挨拶は、職場の上司や先輩だけでなく、園児や保護者にも行う機会があります。つまり、最低でも3種類の挨拶を使い分ける必要があります。
今回はそんな初出勤時の挨拶について、相手別に例文を交えて解説していきましょう。
1.園長先生や先輩への初挨拶と心がけたいポイント
初出勤時には、保育園の先生たちが集まった前で自己紹介をすることになると思います。最初の関門だけに緊張も大きくなりそうですが、理想的な挨拶を考えてみましょう。
- 簡単な自己アピールや意欲も織り交ぜる
まずはしっかりと名乗り、保育士としての目標やポジティブな言葉を伝えます。得意分野や趣味、特技などを自己アピールも加えましょう。仕事で役立てられることであれば、その意志を話してみると印象に残りやすくなります。ピアノが得意な〇〇さん、アレルギーの知識が豊富な△△さん、といったように、個性と合わせて覚えてもらえるでしょう。
例文:
「本日からお世話になります、〇〇と申します。憧れだった保育士になることができ、大変嬉しく思っています。私の得意分野は△△です。まだまだ勉強中ではありますが、これを仕事にも役立てていきたいと考えています。これから一生懸命頑張りますので、ご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願いします」
- 長くなりすぎないよう簡潔に話す
初挨拶の目的は、自分の名前と個性を紐付けて覚えてもらうことです。そのためには、記憶に残りやすいよう簡潔に話すことが理想です。
- 聞き取りやすいようにハキハキと話す
話すときは聞き取りやすいようにハキハキと、明るく話しましょう。大勢の前で話すことが苦手なら、しっかり話せるように事前に練習しておくと安心ですね。
2.園児への初挨拶と心がけたいポイント
次は、園児たちへの挨拶です。大人相手の挨拶とは明確に異なりますので、しっかりポイントを抑えておきましょう。
- 園児たちが理解できる言葉を選ぼう
園児が相手ですから、分かりやすい言葉を使うことがポイントです。大人相手で必要になる敬語は、子ども相手なら「です」「ます」程度に抑えましょう。あなたが緊張しているのと同じように、園児たちも初対面の先生と会って緊張しているはずです。フレンドリーな言葉で話しかけるようにしましょう。
例文:
「今日からみんなと一緒に過ごす〇〇です。〇〇先生って呼んでね。好きな食べ物は□□です。みんなは□□は好きかな?よろしくお願いします」
- 園児たちが聞き取りやすいようにゆっくり話す
園児たち相手には、ゆっくりと話す必要があります。緊張すると早口になりやすいため、「ゆっくりすぎる」程度を意識することが大切です。
- 園児たちの興味を引くように小道具も使う
ただ目線を合わせて話すだけでは、園児たちの関心を集めることは難しい場合もあります。簡単な紙芝居や人形を使うなど、小道具を使った挨拶を用意しておくのも効果的です。
3.保護者への初挨拶と心がけたいポイント
保護者への挨拶には、次のようなポイントがあります。
- 保護者相手の言葉遣いを心がける
保護者への挨拶では、信頼関係を築くためにも敬語が特に重要です。しっかりと言葉を選んで、スムーズに話せるよう練習しておきましょう。
例文:
「はじめまして。今年から当園の保育士になりました〇〇と申します。子どもたち一人ひとりに向き合った保育を心がけて頑張りますので、これからよろしくお願いいたします。お気づきの点がありましたら、気軽にご相談ください」
- 堂々とした振る舞いを意識する
初めての挨拶で緊張してしまうのは仕方ありませんが、オドオドしてしまっては、保護者が「大丈夫かな?」と不安になってしまいます。「頼れる先生」だと感じてもらえるために、堂々とした振る舞いが必要です。
- 保護者の立場で伝えるべきことを考える
保護者は、あなたが「どのような保育士であるのか」ということに加えて、自分の子どもに対して「どのように接してくれるか」に関心があります。話す内容には保育方針などを織り交ぜて、「あなたの子どもに対して、こう接する保育士です」と伝わるようにしましょう。
4.最後に
新卒保育士の初挨拶について、相手別にポイントをご紹介してきました。人間関係は第一印象が重要です。そして、その第一印象を左右するのが最初の挨拶です。しっかり練習して当日に備え、最初の一歩をしっかりと踏み出しましょう。