2015.11.28
保育士のツボ
しょっちゅう顔を合わせていてもなかなか心を開いてくれない園児さんもいる。
子供たちにすれば僕とコミュニケーションをとる必要がないからそうしているだけなので、僕は
一切近づかない。
さすがに子供が嫌いでこんな仕事をしている訳ではないので、少しさびしいが、
『あの子はいつになったらニッコリしてくれるのかな♪』と毎度のんびり構えている。
春に入園してくれて、僕と目を合わせようとしなかった子供さんが誰もいないところで僕に
笑いかけた直後、
『ハッ』っと気づいて目をそらした。しまったという感じ。ふふ。
やっぱり何か理由があって見ないようにしていたのかと。
子供なりに理由はあるのです。
『なんとなく嫌』というか『なんか嫌』そんなことだろう。出来れば『なんとなく嫌』であって欲しい。
この辺はニュアンスの話なんでどうでもいいです。そもそもおっさんは赤ちゃんに
嫌われるように出来ているのです。
来年40。バカボンパパの背中を完全に射程内に収めているわけですから。
心を中々開いてくれなかった子がほんの一瞬変化を見せてくれただけでそれなりに
うれしくなったりしました。
たぶん保育士というのは子供たちのこういう日々の変化にきちんと目を
向けて、思考錯誤しているから楽しくいられたり、生き生きするのだろうと改めて思いました。
そう考えると僕はやっぱり裏方裏方していることがいいんだなと思います。そして
12月の大切な裏方仕事であるサンタクロースの役目を諸事情により、
こなせなくなったものですからまた、週明け叱られるのかと今は少し
憂鬱な気分で過ごしています。目をそらしてやり過ごすわけにもいかないので、
叱責に耐えながら師走のスタートを切る所存。。。さようなら