2012.12.21
『5の朝』
流行廃りというのは世の中の動きと全く逆に振れていたりします。
その昔僕が5歳くらいのころ、日曜あさ5時から『おはようゲートボール』という30分延々
ゲートボールをするというロックンロールなテレビがあったのですが、5歳の僕はなぜか毎週早起きして
一人でそれを見ていました。今でいうPリーグみたいなもんですね。
『○○町のエース徳次郎さん』
みたいな感じの盛り上げも多少あった気がします。
で、毎週見てるとそれなりに徳次郎を応援していたりしていました。。。
当時はかなりゲートボール全盛期だったのです。
でもブームと言うのは明暗があります。
なぜか僕の実家の町内も近所の子供が借り出されジジ・・・いやおじいちゃんに
月イチでゲートボールの手ほどきを受けるという迷惑なイベントが行われていました。
でも、おはようゲートボールを毎週見ている僕は近所のゲートボールの集まりはアマチュアだと
思っていたので、断固拒否を貫いていました。
プロを知る身としてはそんな子供だましな【やっているのは年寄りなんですが】
場所に行けないという理由からです。
最終的に断りきれなくてシブシブ一人でゲートボール場に行ったは良かったが、困ったことに
近所のゲートボールとおはボールではルールが若干違います。
ちょっと競技性が高いほうがオハよーゲートボールです。
で、僕はキニイラナイと思ったわけです。アマチュアめと。
1分くらいはルールの違いを我慢したんですが、おはボールフリークの5歳の僕は
とうとうルールの違いについて語り始めることになりました。 コレはオカシイと。
そして、語り始めるや否や近所の爺さんに今だったら確実に問題になるくらいの
強さでゴツンとやられたわけです。うろ覚えですがたぶんスティックかなんかでやられてます。
で、おはようゲートボールの知識を疲労することなく
僕はすねて一人で自転車で泣きながら帰る羽目になった話ですので、
乗った自転車は僕の自転車ですが、『5の朝』でいいかと。
何でこんな話しなのかと言いますと、外でゲートボールに興じるお年寄りが減ったなと
思っただけです。
お年寄りが増えたのにお年寄り特有の遊びが減ったのはなぜなんだろうと考えたりした
1日だったのです。。。結論もなしと。。。