2013.02.23
保育士・幼稚園教諭キャリア形成のお話
パーソンズでは面接、N marunouchi
問わずキャリア形成についてのお話を大切にしています。
幼稚園教諭・保育士共にこの話は他の業種の方に比べて苦手なようです。
細かく書くと業界のヒダに触れそうな気もしますので、細かいところはハショリます。
ただ苦手な方が多いのだけはハッキリしているので、『キャリア形成の考え方』だけを
しっかり話しています。
これは非常に大事なことで、幼稚園教諭、保育士というのは出世のルートは園長、主任のみ。
保育園ですとどこも20人以上はスタッフがいらっしゃいますが、ポスト2つですから出世を考えると
10%の方しか出世【昇給?】できないという。。。
しかもけっこう年数もかかる。その前に結婚してやめたりする。。。
定期昇給なんかは今どの業界もありませんので、
給料の高い低いの問題では無く変化をつけるチャンスが非常に少ないのが現状です。
で、どうするか。。。給料高い園に移るか?
と一足飛びに考えるのはダメです。しかもそれを理由に派遣を選択したら100%給料ダウンです。
給料上げたいから組織を変えるという手法は通用しません。僕らのような人材業界の人間が
そう言うのは、その会社が儲かるから言います。だからパーソンズは絶対給料が上がると言いません。
ま、これはどうでもよい話です。
本題。。。幼稚園教諭、保育士問わずキャリア形成を考える時に良くあるパターンの話なんですが、
まず自分がどんな人生を考えているのかがまず先に来るはずです。
園長さんになりたいのか、出産しても職場復帰できる環境があれば給料はほどほどで
良いのかetc・・・
だからパーソンズの面接は非常に時間が長いです。1時間越えは当たり前。。。
子供たちに接することが出来ればいいというとてもやさしい気持ちで職業選択した方
ばかりですのでキャリア形成は???ってなってる方がほとんどです。
でも子供の数とか行政の方向、現状を伝えるとやっぱりきちんと考えようとなる方も多くお見えです。
会社とか園とか保育方針とかは僕は後から確認すればいいと思っています。
大事なのは自分がどんな人生にしたいかかと。
子供に携わるというのは奉仕の精神がないとダメという方もいますし、否定しにくい意見ですが、
僕は会社のためお客さんのために従業員に貧乏しろと言えません。
子供に携わるというのは
裏を返せばそれだけ社会的に責任の思い仕事についているのだから、ある程度幸せに
過ごす責任もあるように思います。権利ではないですよ。責任ね。
ココロも体も満たされていない人が子供とちゃんと向き合えるのか??やや疑問です。
ずっと続くか??無理です。というか無理な人が出たときに当人の先生としての職業適性にまで
話しが及んでいるケースが多いことにけっこうイラついたりします。
だから幼稚園教諭・保育士方々。
大好きな子供たちのためにまずは自分こと先に考えましょうと思います。
なりたい自分に向かっているから続けていけるという考え方を僕は支持しています。
その方の人生ですので、パーソンズは答えは出せませんが、答えを出すために考える必要が
あると思われる業界情報とか、背景をお伝えすることを大切にしています。
まずは自分のことからはじめましょう。