2013.12.26
マネージメントの話
保育園、幼稚園の先生方と会話でよく話題に上ります。
保育の世界では保育の知識が深い方、いろんな経験をお持ちの方がマネージメント『する側』に
いることが多いです。またそれらは一般的に『良』とされています。
ただ僕はそれと優秀なマネージャーであることは別だと思っています。
例えば僕のいる営業の世界でバリバリ数字を作る営業マンが優秀なチームリーダーかというと
そうだとは言えません。それとこれとは別です。
昔、札幌のススキノという香ばしい街で知り合いの酔っ払いが僕の頭をバシバシ叩きながら
『あんたは優秀な営業マンかも知れないけど、優秀なマネージャーじゃないのよ~ん』
と言ってくれて、それからこの辺のことを真剣に考えるようになりました。
結局マネージャーとはそのチームで一番奉仕できる人がつく職だというのが今の僕の考え方です。
だから『しんどい』『つらい』は当然口にしては行けないと思うし、
仕事が進まない、成果が上がらないはすべて自分で背負い込む覚悟が求められる。
降りてきた指示が気に入らないからと愚痴愚痴言いながらメンバーに伝えたりするとそれだけで、
取り組みに違いが出る。つまらない会議だと言う前に有意義に感じる会議を準備する側に
なる気概が求められる。
あと僕はメンバーの悪口を他人に話さない。営業先でも自分とこの社員を褒めることしかしない。
相手から見れば気持ち悪いかも知れないけど、もし悪口を人づてに本人が聞いたらとてもさびしく感じる
ような気がするからです。
これらが出来れば当該業務の知識とか技術はさして問題にならないのにと強く思う。
まれに自分の上司が当該業務で実績の無いことを馬鹿にする部下もいると見聞きしますが、
そういう人は多分10年くらい経ってもそのときの上司の揚足を取っている人だから無視すれば良い。
また僕は理想の上司とかを張り切って考えてる人は
そんな人が多い気がするという偏見を持ち合わせています。
技術的な話に程度問題はあるけど、マネージャーの適正を技術や知識、経験だけで図ろうとすると
組織には必ずほころびが出ます。知識や経験は大切ですから、
それらが極端に優れた人は別の方法で処遇を考えることも出来るはず。
『テクニカルリーダー』見たいなやつですな。
ひとくくりにして決め付けてはいけないけど、僕みたいな考え方のマネージャー像があっても
悪くは無いはずだとそんなことを考えたりしています。
ただひとつ問題があってパーソンズの社員が僕をどう考えているか?これはわからないし
聞かないほうが良い。聞くと気を失いそうなので。。。
そういった訳で小さいことを気にしないズボラな性格も少し必要な気がするのです。