2021.03.10
忙しい保育学生、アルバイトはどうしてるの?働きながらスキルが身につく仕事で就活を有利に!

目次
こんにちは。パーソンズの大藪です。
保育学生は授業や実習で忙しいけれど、学費や生活費のためにアルバイトをしなければならない人も少なくありません。アルバイトが原因で勉強がおろそかにならないためにも、選び方や向き合い方が大切になります。
今回は保育学生のアルバイト事情について深掘り。学業とアルバイトの両立について考えていきましょう。
1.「保育学生は忙しい」ってホント?
授業や保育園での実習、保育士試験の勉強など、やるべきことの多い保育学生。充実した学生生活を送るには、忙しい中での時間の使い方をきちんと考えておく必要があります。
保育学生が忙しいと言われる理由
保育の専門知識を身に付けるためには座学以外にも、ピアノや音楽の練習、紙芝居や工作の実技授業など、さまざまな活動を行います。習得するまでに時間がかかることもあるので、保育学生は日々の勉強や練習がとても大切。短大や専門学校に通う保育学生は、短い期間に多くのことを学ぶ必要があるので、とくに忙しいと感じるかもしれません。
学校ごとのカリキュラムにもよりますが、1年次は週5日間の授業が基本となる場合も。2年以降も実習が増え、徐々に国家資格の勉強にも本腰を入れて取り組んでいく必要があります。このように、授業や実習に費やす時間が多いことが、保育学生の忙しさの理由だと考えられます。
授業とアルバイト、両立はできるの?
忙しいと言われる保育学生でも、学校の授業とアルバイトを両立することは可能です。時間の使い方を工夫すれば、遊びや趣味の時間も楽しみながら充実した学生生活を送れるでしょう。
しかし、学校によっては保育実習中のアルバイトを禁止する場合もあるため、始める前に必ず確認が必要です。
保育の勉強とアルバイトを上手に両立するためには、まずは学校や自宅から近くて通いやすいアルバイト先を探してみましょう。そして、すき間の時間にシフトを入れるなど、スケジュール管理の工夫が大切です。自分の生活に合わせて、アルバイト先を探すことを心がけてくださいね。
2.保育学生向け!アルバイト選びのポイントと注意点
次に、保育学生がアルバイトを選ぶ際のポイントや、学業と上手に両立していくための注意点を紹介していきます。
アルバイトを選ぶ際のポイント
- アルバイトをする時間帯に気をつける
保育学生がアルバイトをする時間帯は、基本的に休日か、平日の授業前後の空き時間になるでしょう。また、実習期間中はアルバイトができなくなるので、アルバイト先を決める際の条件には「シフト制」「長期休みが取れる」「短時間の勤務ができる」などが当てはまるかもしれません。
「給与のいいところで働きたい!」という理由から、手当のつく夜勤や早朝のアルバイトに魅力を感じる学生も多いでしょう。一方で、睡眠不足で授業に集中できない、無理をして体調を崩すといった心配もあります。夏休みなど学校の長期休み以外は、出勤の多いアルバイトや深夜・早朝の勤務は避けた方がいいかもしれません。
- 自分のスキルアップを目指せる業種を選ぶ
せっかくアルバイトをするのなら、お金を稼ぐだけでなく、目標やスキルアップを目指すのもいいでしょう。保育士になるには、保育の知識以外にも「コミュニケーション能力」や書類作成やパソコン操作などの「事務的能力」も必要になります。
たとえば、人と話す力をつけたい場合は飲食店やショップなどの接客業を、パソコン操作に苦手意識がある場合はデータ入力や事務処理などのアルバイトを選んでみましょう。「自分にはこのスキルが足りない」と思う部分があれば、学生のうちから社会人になるための練習としてアルバイト先を決めるのもおすすめです。
学業と両立するときの注意点
「出勤を頼まれると断り切れない…」「夜遅くまで働くと朝起きられず、遅刻や欠席をしてしまう」といった理由で、学業とアルバイトの両立がうまくできない学生も少なくありません。効率的に稼げるアルバイトは、注意が必要なケースもあるのです。
たとえば、自分の仕事量が給与に反映される「歩合制」のアルバイトは、短い時間でたくさん稼ごうと思っても、うまく自分の実力が評価されないこともあります。その結果、勤務時間や出勤回数を増やすことになり、アルバイトに費やす時間が長くなってしまうことも。
またアルバイト自体が楽しくなり、学業よりもアルバイト主体の生活になってしまうケースもあります。保育学生としての目的を見失わず、授業とアルバイトのバランスを考えることが大切です。
3.保育学生におすすめの「保育補助アルバイト」とは?
「アルバイトをしながら、自身のスキルアップを目指したい!」そんな保育学生が注目するのが保育補助のアルバイト。一体どのような仕事なのでしょうか。
保育補助アルバイトの仕事内容
保育補助の仕事内容はその名の通り、「保育園での補助業務」です。正社員として働く保育士のサポートとして、仕事を任されることがほとんどになります。
保育補助アルバイトが担当する仕事の一例
・園児と遊ぶ
・おもちゃの準備・片付け
・おむつやパンツなど衣服の交換
・食事の準備やサポート、片付け
・お昼寝の準備・片付け
・トイレ介助
・園内の掃除
・タオルなどの洗濯
補助業務とはいえ、保育士が行う仕事の一部を任されることも。保育学生にとっては、保育士の仕事を体験できるチャンスにもなるでしょう。指導計画や保護者との懇談会などはできませんが、保育士の指示のもと実際の保育士に近い仕事をすることになります。
保育園の開園時間は、午前8時~午後7時が一般的。保育士だけで早朝から夜まで対応するのには限界があり、子育て中の保育士はとくにフルタイムでの勤務が難しいでしょう。開園時間が長い保育園を運営するため、保育補助のアルバイトが必要とされているのです。
保育補助の時給相場・福利厚生
- 時給相場
保育補助のアルバイトの時給相場は、900円〜1,200円程度とされています。ほかの業種と比べても、あまり差がない印象です。地域や保育施設によって異なる場合があるので、応募する前に確認しておきましょう。
- 福利厚生
保育補助のアルバイトに、正社員と同程度の福利厚生が用意されることは、ほぼ「ない」と言ってもいいでしょう。これは、保育補助アルバイトに限らず、ほかの業種でも同じです。多くの補助を望むことはできませんが、保育園によっては交通費の補助などを受けられる場合があります。
保育補助の経験から得られること
保育補助として働くことで、手本となる保育士の姿から多くのことを学ぶことができるでしょう。たとえば、“遊んでいる園児に対して食事の準備を促す際、保育士はどう園児に接するか”など、園児との具体的な接し方を見て学ぶことができます。アルバイトで得た知識や経験を活かすことができれば、保育実習の際も緊張せず、スムーズに取り組めるかもしれません。
また、保育士の働く姿を間近で見ることで「自分もこんな保育士になりたい!」と思える“理想の保育士”に出会える可能性もあります。実際に保育士になったとき、「あの先生だったらこうしていた」と思い出せるような具体的な手本となってくれるでしょう。保育補助のアルバイトで先輩保育士をそばでみられることは、保育学生にとって貴重な経験です。給与や福利厚生以上に、大切なことを得られるかもしれませんね。
4.最後に
保育学生は学業を第一に考えたアルバイト計画を立てることで、忙しくも充実した学生生活を送ることができるでしょう。将来、保育士になったとき、アルバイトで培った経験はきっと役に立つはずです。
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