2020.07.22
保育園への就職が決まったら。新人保育士が準備しておきたい5つのこと

目次
こんにちは。パーソンズの松枝です。
就職を前にすると、期待と不安でいっぱいですよね。スムーズに職場に慣れ、保育士生活をより充実したものにするためには、事前の準備は欠かせません。今回は、就職前に準備しておきたい5つのポイントや、初日に気を付けたいこと、不安を取り除くための心構えについてお話していきます。
1.保育園への就職前に準備したい5つのこと
保育園への就職が決まったけど、「保育士に必要な持ち物ってなに?」「もうすぐ初出勤だけど、何から用意したらいいのかわからない…」という方も多いのではないでしょうか。まずは、準備しておきたい5つのポイントを見ていきましょう。
必要な服装や持ち物をそろえる
まずは、保育士の必需品であるエプロンなど、持ち物を買いそろえるところから始めていきましょう。園によってさまざまな方針があるため、指定のルールがあるか確認しておくと安心です。
- エプロン
洋服に直接汚れが付かないように防ぎ、エプロンを替えるだけで清潔な状態を保つことができます。さらに、園児にとって「エプロン=先生」と記憶しやすくなる点もメリット。日々、園児と近い距離で接することになるので、洗濯も欠かさず、予備を多めに購入しておくと良いでしょう。
誤飲防止のためにも、細かい装飾やボタンが付いているものは避けて、頭から被るタイプがおすすめ。ティッシュやハンカチなどをしまっておける、大きいポケット付きも便利です。
- 上履き/外履き
園児たちに合わせて動き回れるように、脱ぎ履きしやすく、疲れにくい靴を選びましょう。外遊びでは砂や泥がかかることもあるので、汚れが目立ってきたら洗えるように、予備の靴も1~2足ほど用意しておくと安心です。
- メモ帳
新人保育士は、保育業務だけでなく職場について覚えることが盛りだくさん。メモをして、常に持ち歩きたいメモ帳は、エプロンのポケットにすっぽりと入るサイズを探しましょう。
- ペン
連絡帳や保育日誌など、字を書く場面も多い保育士の毎日。キャップを取り外して使うタイプは、園児が誤嚥してしまうリスクがあるため、ノック式を使用するようにしましょう。ペンなどの先の尖ったものは、園児をケガさせる恐れもあるため取り扱いには十分に注意を払ってくださいね。
- 帽子
夏場の外遊びや屋外でのイベントでは、帽子が必要です。つばが広い帽子は日差しを遮り、紫外線や熱中症対策にもなります。一方で、つばが広すぎると、手に持っているときに思いがけず園児にぶつけてしまうことも。さらに、視界が狭くなって周囲を見渡しにくいといった問題もあるため、慎重に選ぶようにしましょう。
内定後の研修や園の行事に参加する
内定後には、主に新卒保育士を対象とした研修会があります。グループディスカッションを通して自分にはなかった発想を得たり、園の方針や基本的なルールを知る機会になるでしょう。
さらに、内定が決まった園から、行事などの見学のお誘いがあることも。園の雰囲気を掴み、ほかの先生と顔を合わせることで、入職後にスムーズに慣れることができます。見学するだけではなく、「何かお手伝いできることはありますか?」と聞いてみると好印象。お手伝いを通して、園児たちとも触れ合い、より自分の保育士としてのイメージが湧きやすくなります。
もし万が一、行事の日にどうしても参加できない事情がある場合は、電話をして正直にお断りの連絡を入れましょう。
自己紹介の内容を考える
就職後の初出勤やクラス替えなどで行う自己紹介は、園児たちや保護者へ印象を与える重要な機会です。趣味や特技のほかに、「どんなクラスにしていきたいか」など、簡単に抱負を語るのもよいでしょう。難しく考えず、長く話す必要はありません。わかりやすく伝えるように心がけましょう。
何よりも大切なのは、第一印象を決定づける笑顔と身だしなみです。「この先生怖そう」と思われることのないように、リラックスして楽しく話してみましょう。
遊びのネタを考える
園児たちが喜びそうな、簡単な遊びのネタを考えておくと良いでしょう。手遊びや折り紙、お絵かきや塗り絵など、すでにある遊びでも少しアレンジを加えてみると、より新鮮で楽しんでくれるかもしれませんよ。
自治体の保育士支援制度をチェック
国や各自治体において、保育士不足解消のための動きが活発化しています。主な政策のひとつが、奨学金の返済に関する補助や家賃補助を行う制度。自治体によって実施されている内容が異なるため、自治体の保育士支援制度は常に細かくチェックするようにしましょう。
2.出勤初日に心がけたいこと
いよいよ出勤初日。研修や見学とは違った、本格的なスタートに緊張と不安でいっぱいですよね。事前の準備を万全にしたうえで、初日にまず心がけるべきこととはなんでしょうか?
園のルールや人間関係をつかむ
初日は、事前の研修では把握しきれなかった園の雰囲気や先生の名前、そして方針やルールをしっかりと知ることを意識してみましょう。そのうえで、わからないことがある場合は、すぐに質問し、解決しておくと安心。自然と職場に慣れていき、園児たちや保護者に対しても気持ちに余裕をもって接することができるようになるでしょう。
3.保育園就職前の不安を取り除くには?
どれだけ準備を重ねても、就職前に不安は付きもの。少しでも緊張を和らげるために、保育士としてどんな対策ができるでしょうか。
ピアノの練習などイメージトレーニング
ピアノや歌など、スキル面は練習を積むほど自信につながります。「園児たちの前で上手く弾けなかったらどうしよう…」といった漠然とした不安は、段々と薄くなることでしょう。また、園児との食事や昼寝、遊びの時間など、時間を意識してイメージトレーニングをしてみるのもおすすめです。
わからないことは研修で事前に聞いて解決
わからないことがあると、解決するまで緊張状態が続いてしまいますよね。そんな不安な気持ちが、園児や保護者に伝わってしまわないように、内定後の研修や見学でなるべく聞いておき、解決するようにしましょう。
4.最後に
保育園に就職することになったら、何よりも園児とコミュニケーションをとることを意識することで、自然と準備も捗るはず。楽しい保育士生活を過ごしてくださいね。