2020.02.26
失敗しない保育園選び。求人情報や面接時に注意したいチェックポイント

こんにちは、パーソンズの松枝です。
保育士として毎日楽しく働くために、自分の理想に合った保育園を選びたいですよね。「実際に働いてみないと分からないのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実は求人情報や面接時など、働く前に分かることもたくさんあるのです。
安心して働き続けるために、失敗しない保育園選びの方法をご紹介しましょう。
1.働きやすい職場とは?
保育士にとって働きやすい職場とはどのような職場だと思いますか?
お給料、人間関係、勤務時間など…たくさんの条件が挙がりますよね。とは言えあれもこれもと条件を挙げてしまうと、すべてが理想通りの保育園を見つけることが難しくなってしまいます。
こちらでは、保育園を選ぶ際の条件として挙げられる項目をご紹介します。まずは自分が重視する条件に優先順位をつけ、どんな保育園で働きたいのかを明確にしてみると良いでしょう。
- 保育方針
保育士として働く方はみな保育に関する理想があり、その考えのもと働いていると思います。いくら待遇面が良くても、自分の理想と異なる保育園で楽しく働くことは難しいものです。保育に関する園の方針は、働きやすさに大きく関わります。
- 人間関係
基本的に、保育士はひとりではなくチームで動くことの多い仕事です。女性が多い職場のため、ギスギスした環境で一緒に働き続けることは大変。保育士同士の雰囲気が良い園を選びたいですね。
- 労働環境
お給料や労働時間などの労働環境は、生活していくためにも大切なこと。不安に思ったら曖昧にせず、事前にしっかり確認しておくと良いですね。園に直接聞きづらいことがあれば、紹介会社などを通して問い合わせるようにしましょう。
2.待遇に関するチェックポイント
実際に働きやすい保育園を見つけるために、どのようなポイントに注目して事前にチェックすれば良いのでしょうか。待遇面に関しては以下のポイントが挙げられます。
- 勤務時間
保育士は、働く保護者の子どもを預かるという仕事柄、どうしても勤務時間が長くなりがちです。「プライベートな時間もたくさん欲しい!」という方は、勤務時間を最優先の条件に考えると良いでしょう。また、休憩時間や土日・祝日の出勤の有無もしっかり確認しておきましょう。
- 給与・各種手当
毎月の給与だけでなく、手当や賞与、昇給など総合的に確認します。保育士として経験を重ねた方には、昇給して手当がつく保育園もあるので、キャリアアップを考えている方にぴったりです。
- 福利厚生
勤務時間やお給料だけに注目しがちですが、福利厚生の内容も大切です。健康保険に加入できるか、有給が取りやすいかどうかも知っておきたいですね。
「結婚・出産後も働き続けたい」と考えている方には、産休や育休が取得できるのか、実際に取得した先輩がいるのかどうかを確認しておくと安心です。
3.園の環境に関するチェックポイント
待遇だけではなく、園の方針や環境などもしっかりチェックしましょう。
- 園の規模
一口に保育園と言っても、数十人規模の小規模園から全園児300人を超える大規模園までさまざま。一人ひとりの園児にじっくり関わりたい場合は小規模園、多くの子どもたちと一緒ににぎやかな保育を求めるのであれば大規模園…と、自分が希望する働き方ができる規模の園を探しましょう。
- 年間行事
一年を通してどんな行事を行っているのかも確認しておきたいポイントです。行事が多い園は、多くの経験ができるメリットがありますが、負担が多くなってしまうことも。その場合は行事に関する業務がどれだけあるのか知っておきましょう。
- 職員の年齢比
これはあくまで傾向ですが、中堅世代の方が多く働く園は、長く勤めやすい働きやすい環境です。一方、若い層の保育士が多い園は上下関係が厳しくなく、風通しの良い環境であることも。若手やベテラン、中堅世代と幅広い年齢層の方がまんべんなく働く園は、隔たりがなく働きやすいとも考えられますね。
4.最後に
失敗しない保育園選びのために、事前に押さえておきたいポイントをご紹介しました。まずは一度自分の中で譲れないポイントを順番に書き出し、優先順位をつけること。そして、求人情報と見比べながら判断すると良いでしょう。その上で「この保育園で働きたい!」という園が見つかったら、面接時などに実際に訪れ、自分の目で雰囲気を確認することが大切です。
保育士不足の昨今、保育士を必要としている職場はたくさんあります。諦めることなく、自分の希望に合った働きやすい保育園を探しましょう。