2019.05.08
大事なのは言葉?トーン?子どもを伸ばす上手な褒め方

目次
こんにちは!パーソンズの松枝です。
今回よりこのコラムで、保育士さんのお仕事やキャリアに関するお役立ち情報を発信していきたいと思います!
第1回は「子どもを伸ばす褒め方」についてのお話。
突然ですが、褒められることは好きですか?
多くの人が同じ答えかと思いますが、他人に褒めてもらうと嬉しい気持ちになりますよね。この“褒める”という行為は子どもにとってすごく大切で、上手に褒めると前向きな姿勢を育てるきっかけ作りにもなるそうです。そのため保育士さんは毎日、子どもの良いところに気を配らせ、常に“褒める”チャンスを逃さないようにしなくてはなりません。
そこで今回は、子どもを“褒める”ことの意味やテクニックについて考えていきましょう!
1.“褒める”ことで生まれるプラスの感情
褒められるとなぜ嬉しいのでしょうか。「できたことが認められ、次も頑張ろうという気持ちになる」「相手が自分に好意を抱いてくれていると感じる」など、自然とポジティブな気持ちが芽生えますよね。そのプラスの感情こそ、子どもが健やかに育つ原動力となるのです。
褒めることで子どもに芽生える感情
- 自分は認められているという「自己肯定感」
- 成功を実感して次も頑張ろうという「前向きな姿勢」
- 相手に受け入れられていると理解して「愛情を実感」
2.子どもを褒める際に意識したい「さしすせそ」
「褒めるのは良いこと」と分かっていても、最初はなかなか上手に褒めてあげられないもの。新人の保育士さんは特に、子どもを褒める「さしすせそ」を意識するようにしておきましょう。
子どもを褒める「さしすせそ」
- さ…さすがだね
- し…上手だね/知らなかった
- す…すごいね/ステキだね/素晴らしい
- せ…正解/成長したね
- そ…そうだね/その通り
3.声のトーンを意識して、子どもにしっかりと伝える
“褒める”気配りが身についてきたら、次は子どもにきちんと伝わるように意識してみましょう。無感情に言葉をかけても、子どもはすぐにそれを見抜き信じてはくれません。以下のことに気をつけ、感情を込めて伝えてあげることが大切です。
感情を込めて伝えるために意識したいこと
- “褒める”雰囲気を作ってあげる
子どもと同じ目線になり、にこやかな表情で向き合いましょう。「嬉しい」「誇らしい」という気持ちを持って接することがポイントです。
- 声のトーン(ニュアンス)を意識する
極端に遅い口調や早口にならないよう、言葉の意味が伝わるように声をかけてあげることが大切。子どもが喜んだら、自分も同じテンションに合わせてあげても良いですね。
4.最後に
いかがでしたか?子どもを“褒める”意味や、テクニックについてご紹介しました。褒める際のポイントは大きく分けて「言葉」「トーン(ニュアンス)」がありますが、どちらも同じくらい大切ですので、保育士は特に意識したいところですね。
“褒め上手”を目指して、子供の成長を伸ばしてあげましょう!それでは、また。